TODAY'S SONG

なつエモ

懐かしくてエモい洋楽HITsをゆるっと紹介します。

鬼滅の『炎』のめっちゃすごい版◆Ray Parker Jr.『Ghostbusters』

はじめに

世は空前の鬼滅の刃ブーム、劇場版の1日の上映本数は多いところで42本(バスかよ)。その劇場版のテーマソングということで、めざましテレビを中心に話題沸騰のLiSAさんの『炎(ほむら)』。

Apple Musicのグローバルランキングではなんと日本人アーティスト歴代最高位を獲得したそうで、もはや鬼滅本編にも負けない影響力を持った曲になりつつあります。

それでは時を遡り、同じく世界中で大ヒットを記録し、社会現象を巻き起こした映画主題歌をご紹介します。

Ray Parker Jr.『Ghostbusters』

1984年に公開された同名映画の主題歌である『Ghostbusters』。
映画の内容は、4人の男たちが幽霊退治を行う会社「ゴーストバスターズ」を設立しニューヨークを救うという物語で、レイの曲は「ゴーストバスターズ」を宣伝する架空のCMソングとして書かれました。

ミュージックビデオも映画と同じアイヴァン・ライトマンがメガホンをとっています。

映画と共に世界的なヒットを飛ばし、売れに売れまくったこの曲で、レイはグラミー賞を受賞しました。

しかし、ヒューイルイスというアーティストの『I Want A New Drug』という曲に酷似していると、レイとコロンビア映画はヒューイに著作権侵害で告訴されてしまいます。のちに金銭的和解がとられましたが、今度は支払いについて口外してしまったヒューイをレイが守秘義務違反で告訴しました。

さて、この泥沼の裏側はと言いますと。 
コロンビア映画がヒューイに、ゴーストバスターズの主題歌を作るかもしくは『I Want A New Drug』を使用させてほしいと打診したところ断られたため、行儀の悪いコロンビア映画のプロデューサーが急遽レイに『I Want A New Drug』に似た曲を依頼した、という経緯があったそうで、コロンビア映画からの依頼に合意したとはいえ、レイは半ばとばっちりを食らったような話だったのです。


Huey Lewis And The News『I Want A New Drug』

鬼滅の刃ならびにLiSAさんは、変な騒動に巻き込まれず平穏無事にブームを全うすることを祈っています。厄除けの合言葉はもちろん「ゴーストバスターズ」!
…「なんちゃらの呼吸」は相手が鬼なので。厄とかではないので。